恋ではない小さな痛みの反省二回目

 好きって感情は厄介なもの。
 とてもステキな想いだけど、思うようにコントロールできるような感情じゃないから、やっぱり厄介なものなんだって。
 一緒にいるときはちょっとした幸福感につつまれているけど、さよならの後にはじくじくと痛みが残ったもの。
 
 誰もが経験したと思う、愛おしい痛みについて物語に書いてみたいと前々から思ってたけど、読んでもらえる人もいないし、と思っていたところでニコマスと出会った。
 動画のシナリオに、昔から書いてみたかったものをとりこんでみようと思って出来上がったのがこの動画。
 制作中のトラブルは、先の一回目の反省でいろいろと述べているので、今回は動画についたコメントともに振り返って行こうと思います。
 ネタばれどうのこうの、はありますけど、そんなに見られると思っていないので、多分大丈夫?
 
 動画は大きくわけると、

1、涼のひとりごち
2、事務所での会話
3、帰り道
4、絵理のひとりごち
 
 の4つのシーンにわかれます。

 
では、シーン1から反省
 
 30秒あたりより、

「でも……
 仕事はうまくいっているのに、目標から次第に遠ざかっているような気持ちになるのは何故だろう?」

―何故じゃねぇよwwwwww
 
 このシーンは涼がイケメンになることを諦めていなくて、頑張っているということを示す意図があります。このコメントの突っ込みは秀逸。冷静に見ればどんどん遠ざかってるもんね、イケメンから。

「社長が組んでくれたイメージトレーニングを受けたあたりから、少しずつ間違った道を進んでいるような、と考えてしまう」
 
―あれやっちゃったのかwww
―www
―女装してる時点でwww
―間違い過ぎだよwwwww
 
 社長の組んでくれたイメージトレーニングは原作ゲームにあるコミュから拾ってます。内容は、まぁコメントの反応から察してくれ。
 コメントの間違い過ぎだよ、っていい突っ込みだと惚れぼれします。

 49秒のコメント
―涼ちんのアップは可愛いな
 
 まったくその通り。動画制作中の悩みの一つ。どの表情を使おうかいつも悩みます。かわいくて。


 シーン2
 絵理とのちょっとしたやり取りで、二人のなんとなく仲のいい感じを見せたかったシーン。
一番最後に絵理がふと意地悪を言ってみるのは、ちょっとあまえてみたくなったからです。
 涼は876プロの長女役で、他の二人を細やかに気遣ってます。底なしに優しくて、裏表のない人柄。(ただし、もっとも大きな嘘をついてますけどね)
 絵理は人付き合いがもともと苦手だけど、自分の殻を破るきっかけを与えてくれた、手をとってくれた尾崎さんと、まっすぐで善意に溢れた事務所の同期の二人には心を開いている、というころを意識している。
 愛ちゃんは、甘えられると思った相手にはとことん甘えられると思う。
 Cランクでの雪歩とのやり取りとかみているとそんな気がする。
 一方で絵理は? DランクからCランクに上がる前辺りを意識しているこの動画中では尾崎さんはだんだん忙しくなるころで、一番気を許している人とは少しすれ違い気味。どこかで寂しいと思う気持ちがあるからほんとは存分にあまえたいけど、それを素直にできなくてちょっとからかうようなそぶりを見せる、というつもりでシーン2・3の絵理を描いているつもり。そんな風に見えない? まぁ、そんな日もあるさ。
 
 1:36秒あたり
「絵理ちゃんは何をしてたの?」
「録画した練習風景を見て、ダンスの見直し」
 
 もともと映像作品を作っていた絵理だったら機材を使ったフィードバックとかしてそう、って思って描いたシーン。絵理がパソコンに強いのもということもさりげなくアピールする狙いも。 
 
 2:39秒あたり
「う~ん、自宅でネット……? ときどき尾崎さんと食事に行ったり。
 後は友達……? とショッピング?」
 
―基本ネットだろうなあw
―そりゃもうヒッキーですしw
―そこは疑問符つけないであげてwww
―サイカチスさん……
―サイモン&ガーファンクルさんェ・・・
―サイサリスさんカワイソスww
―鈴木さんと電気街ですね
 
 絵理の休日の過ごし方についての会話シーン。
 友達……? はもちろん鈴木さんのこと。みんないい反応だZE

 3:04秒あたり
「なんとなく? 夢子さんとはよく遊びに行くの?」
「ときどきいっしょにご飯を食べに行くくらいかな。明日は郊外のショッピングセンターまで映画を見に行くことになってて……」
「ホラー?」 
「ホラー映画なんて観ないよ。わたし怖いの苦手だから」
 
―ああ、L4Dですねw
 
 この台詞まわしは、ゆりゆめPの百合っぽい話2を意識してます。
 コメントの人、よくぞ気付いた。はなまるデスッ!
 
 で、
 
「うん、知ってる」
 
 って絵理の笑顔に繋がります。原作ゲームの幽霊屋敷騒動を意識いしているので、絵理は涼の臆病なところを知ってます。また、夢子との対面も既に済んでいます。そういう背景を滲ませつつ、絵理の笑顔についつい事務所の同期ではなくて、女の子として意識してしまう涼、と話を展開させまふ。

―綺麗な絵理でもSっけがw
―いじめっこめwww
 
 けっこうこのコメントにはびっくりしました。というのも、総理PクラスのことをしなくてもドSな行動と認識されるんだって思ったので。

 3:59秒のコメント
―夢子はガチでただの友達かい
 
 う~ん、りょうえりプッシュですけど、あんまり夢子との格差を付けるつもりはないから、涼にとって夢子もやっぱり気になる存在です。

 続いてシーン3

 4:26秒あたり
「ちょっと前に他の事務所の先輩と噂になってた? 菊地真さん?」
「あれは根も葉もない噂だってぇ」
「うん、知ってる」
「もぉ~! 今日の絵理ちゃん、なんか、いじわる」
「涼さんがかわいいから、仕方ない?」
 
―Sだなぁw
―ならちかたないね
―うむ、ちかたないな
―ならちかたないw
―ちかたないねwww
―全力で同意する
―大丈夫だ、問題ない
 
 みんな団結しすぎだって。このシーンは正直会話の方向が暴走した絵理に引っ張られてはじめ考えていたことと違う方向に流れてしまいました。
 でも面白かったのでそのまま採用。

 5:04秒あたりのシーンから
「すっごくいい人で、特に意識しないままに、誑し込んでる?」
「言ってることがメチャクチャだよ。それに『誑し込む』なんて、アイドルが使う言葉じゃないから」
「でも、涼さんにはピッタリ?」

―建築士だもんげ
―天然ジゴロなんだよなー
―的確だなw
―ピッタリじゃないか
―天然フラグ建築士だもんなーw
―天然ジゴロかーwww
―wwwwwwwwwwwww
―女たらしというより人たらしだなw
 
 人たらしってのは同意しますね。涼はどこか地味なのに見る人をひきつけてやまないものがある、そんなアイドルだと認識しているので。

 5:21秒あたり
 ちょっとふて腐れてみせると、絵理ちゃんは困ったようで、ちょっと俯く。
 そのちょっとした仕草が、可愛くて、怒るに怒れなくなる……。
「絵理ちゃんには敵わないなぁ」
「私も、涼さんには敵わない?」
 
 絵理の一人称が漢字になっているのはこのころは認証の表記に気が回っていなかったからです。
 あと、このさりげない言葉に絵理が持っている涼への憧れを詰めてます。
 同じ年齢なのに、涼は気配りも人付き合いもできて、いつもさりげなく守ってくれる涼への信頼が言葉になったというつもりで。
 反応がなかったけど、自分はこのやり取りにはそこそこ満足してます。

 そのまま絵理のライブに行ったという話に……
「絵理ちゃんのライブには時々行ってるけど……」
「でも、楽屋まで遊びに来てくれたことないし。愛ちゃんは来てくれるのに……。それに、最近はライブ会場で涼さんを見かけない?」
「へ、変装してるから、見つけにくいだけだよ。絵理ちゃんだって最近ライブは見に来てくれないでしょ」
 
 変装しているから、というのは、もちろん男装のままライブに行っていることを示唆してます。

 話がすすんで
 6:10秒あたり
「……ネーミングセンスは割と残念?」

―ネーミングとファッションのセンスは・・・お察しくださいだよなぁ
―たしかになwww
―まあ私服のシャツはw
―ネーミングはねえwww
 
 ゲーム本編のサブ営業とかを見ると、割とってレベルじゃないくらいネーミングのセンスは残念です。
アルバムにつけようとしたタイトルとか目も当てられないくらいに……

 6:30あたり、絵理が涼の手を握るシーン。
 ここでは、ちょうがつくくらいマイナーなアーティスト、Local Busさんの楽曲を使用しました。

―わお
―おやおや?wwwww
―うひょおおおおお
―おーう
―あらあら~?w

「い、いきなりだったから……」
「ふふ、奇襲成功?」
 絵理ちゃんは追撃の手を緩めない。
 指と指の間に、絵理ちゃんの細い指を割り込ませようとする。
 無抵抗なまま、指と指とがからまっていく。
 あっという間に、まるで恋人のように堅くつながれた手と手。
 気恥ずかしくて、しょうがない。
 
 絡められた指で、絵理ちゃんの手の甲を優しく包んで、小さな反撃を試みる。

―ガイア様あああああああああああああああああああああああああ
―初々しいw
―男バレしてるのではないか、これ
―恋人つなぎwww
―えろすなあwww
―バレてるとしか思えんwwwwwww
―ガイア様万歳!w
―むしろ女の子だと思ったまま恋してるとかすごい惹かれるね!w

 ヴォーカルの野見山さんことnomiさんの優しい声が気分を盛り上げてくれます。
 仕掛けた絵理も頬を染めているのは、涼と変わらないくらい、ほんとは恥ずかしいんです。
 自分から仕掛けるくせに、耐えられないくらい恥ずかしく思ってしまうのがうちの絵理さんです。
 
 男バレしてるんでは?ってコメントに驚きました。あぁ、なるほどそういう視点もあるんだって。
 ニコニコのだいご味ですね。
 えろすなあ、って……。何故か僕の動画にはこういうコメントが付くことがあります。何故?

 7:30秒
 足が止まる。
 お別れの場所だ。
 
 思考はめぐる。でも、まだ、答えに行きつかない。
 堅く繋がれた、この愛らしい手を解かないでいられる方法は、まだ見つからない。
「涼さん、また――」
 思考はまとまらない。でも、絵理ちゃんの声を遮るように。声をあげた。
「え、駅まで、送るよ」
 声が上ずっているのがわかる。ちょっぴり情けない。

―愛らしい手w
―いいじゃない、精一杯の勇気だw
―流石ですw
 
 別れが近づくと時間が惜しくなるものです。
 読み返してみると、意外に涼に男の子させてて、驚きます。
 初々しさとか、精一杯感が描けてて気持ちがいいなぁ。

―これで明日は夢子とイチャつこうってのか、この涼ちんめw
  
 あまえりさんとしても予想外なカウンターパンチ。実に秀逸なコメントだ!
 つ、あ、ほんとだ、って呟いたくらいだし。
 
 シーン4
 
 このシーンがタイトルとリンクしているわけです。
 
 涼さんと別れてからだ。
 我慢できないような痛みではないけど、とっても気になる。
 ジクジクと疼くような小さな痛みが気になって、気持ちが落ち着かない。

―なんだよ可愛いなこいつらw
―かわいいなあもうw

「恋、じゃないよね?」
 涼さんは女の子で、私も女の子で……。
 うん、きっとありえないよね?
 自分に言い聞かせるように言葉を重ねる。

―iie
―koidesu

 でももし、次に涼さんと会った時に、またこの痛みを感じたなら……。
 その時は、尾崎さんにでも相談してみよう。

―いややめとけよwwwwww
―ダメだろwww
―マダオはやめとけ
―相談相手それでいいのかw
―そこに相談はwww
―おざりんは嫉妬しそうだが大丈夫かw
―おざりん泣いちゃうぞw
―涼ちんがピンチだぞそれwww
―ロン毛に相談してもダメデスよー!

 おざりん、人気過ぎてびっくり。動画に尾崎さんが出てくると何らかのコメントがつくもんだし、実は一番の人気者?

―いい雰囲気だった、掛け値なしに
―続きが待てない…
―良い雰囲気でした!
―GJ!ムズかゆくなるいい話だったw
―素敵なお話をありがとう
―いい話だった
―続きをくれ!
―是非続きを希望!

 雰囲気がよかった、ってコメントはすっごく嬉しいかったです。あとムズかゆいってコメントも、自分の目指したものが描けていたのかなって気持ちになりました。
 あと、続きをってコメントが、次の話を作るきっかけになりました。深く感謝します。
 
 コメント三選。
 とくに気に入ったコメントをみっつ選びました。
・00:32 何故じゃねぇよwwwwww コメ番97
 ストレートで且つ、シンプルな切り返しは見事。
 初めて見たときは噴出してしまった。涼の何故だろうって言葉とコントしているように見えて面白い。

・07:50 いいじゃない、精一杯の勇気だw コメ番45
 少年の精一杯の努力を微笑ましく見つめる、気持ちがこもっているようでとっても素敵です。

・03:08 ああ、L4Dですねw コメ番50
 このコメントをもらえたことがどれほどうれしかったことか……
 
 あと、タグについて。
疑似百合M@s と ガイアさまに感謝する動画 のタグを獲得しました。
疑似百合は、この話実はそんなに疑似百合してないんじゃ? って不安になったので自分からはつけませんでした。なので、付いた時はほんとにホッとしました。
ガイアさまに感謝する動画タグは、夢にまで見ていたもの。さっそくもらえたことはやっぱり嬉しかったですね。

Post a comment

Private comment

Profile

クラニツァール(あまえり)

Author:クラニツァール(あまえり)
Welcome to FC2!

Latest journals
Latest comments
Latest trackbacks
Monthly archive
Category
Search form
Display RSS link.
Link
Friend request form

Want to be friends with this user.